血管外科の手術後の方へ

手術後の診療

血管外科手術を受けた方へ当院では他院で血管外科手術を受けた方の術後のフォローや定期検査などを行っております。静脈瘤などの血管外科手術を受けた方は、手術後も自宅でのセルフケアを行っていくことが重要です。当院では、セルフケア方法のアドバイスや、術後の経過観察などを血管外科専門医が丁寧に行っております。

手術後の診療の注意点

血管外科の手術では入院の必要はなく、日帰りが基本となります。ただし、合併症のリスクもあるのでいくつか守って頂く制限があります。

弾性包帯・弾性ストッキング

弾性包帯と弾性ストッキングは手術後に着用します。圧迫が強いと足先が白っぽくなったり、痛み、痺れなどの症状が出ることがあるんで、帰宅後にチェックしてください。症状が出た時はストッキングだけを脱いで、弾性包帯はそのまま付けておいてください。

痛み

手術後は鎮痛剤と抗生剤を処方するので、医師の指示に従って服用してください。正しく服用することで痛みが抑えられ、炎症などの症状の早期改善に役立ちます。服用しても症状が治まらない場合は、当院までできる限り早くご連絡ください。

処置

血管外科の手術では、大きな切開などは行わないため、手術後に処置は特に必要ありません。ただし、少量の血がにじむことはありますが、ほとんどの場合は一過性のものなので心配ありません。ガーゼなどで圧迫しても出血が止まらない場合は当院までご連絡ください。必要な場合は高度医療機関へご紹介し、適切な処置を受けていただくようご案内させていただきます。

包帯やガーゼの濡れ

手術で投与した麻酔薬が漏れ出して、ご帰宅後にガーゼや包帯が濡れていることに気づくことがあります。特に問題はないのでご安心ください。

太ももや膝裏の違和感

手術の翌日や翌々日に、太ももや膝裏に違和感にゃ軽い痛みが出ることがありますが、レーザー焼灼によって起こしている炎症が原因です。違和感は4~5日がピークで、それ以降は違和感や痛みは徐々に治まり、2週間程度で完全になくなります。

食事

特に制限はありません。普段と同じ食事を摂っていただいて問題ありません。

入浴

手術当日の帰宅後は入浴やシャワーは禁止です。シャワーは翌日から可能ですが、入浴可能になる時期は個人差があり、一般的には術後3日目から可能になります。医師の指示に従いましょう。

家事

手術当日のご帰宅から、通常の買い物、調理や片付け、掃除、洗濯などの一般的な家事をしていただいても問題ありません。

仕事

デスクワークの場合は翌日、立ち仕事の場合は術後3日目くらいから可能です。

運動

激しいスポーツは患者さまの状態により再開時期は変わりますが、一般的には術後2週間程度は控えて頂くことが多いです。軽い散歩程度でしたら翌日から開始して頂いて問題ありません。医師と相談しながら徐々に体を動かしていきましょう。

飲酒

飲酒は強い痛みを生じたり、脱水で深部静脈血栓症を起こしたりしないように当日は禁酒するようにしてください。基本的には翌日から飲酒は可能ですが、術後3日間は少量にとどめるようにしましょう。

旅行や出張

術後1週間は何らかの症状が起きる可能性があるため、旅行や出張は控えてください。1週間を過ぎたら2泊程度の国内旅行や出張、術後2週間以上が経過すれば海外旅行も可能です。旅行などの予定を立てる場合は手術日程を考慮して決めるようにしましょう。

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